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114 ミラノサローネ2014 その1

先週のミラノでは世界中からクリエイティブ職の人々が集結するデザインの祭典、家具の見本市サローネ・デル・モービレが開催されていました。

今年は万博の仕事でミラノにも家があり例年よりは見て周る時間があったはずなのですが、4月頭に提出が終わったばかりの仕事の疲れが抜けきれず、見本市会場は飛ばして街中で展示されているフオーリ・サローネだけ、しかもガイド本を全く見ず、定番と口コミで評判のよいところだけを周るという全くやる気のない感じでした。

このフオーリ・サローネの定番ポイントとは、大まかに以下の6つのゾーンに分けられます。

1、ヴェントゥーラ地区  Ventura Lambrate
(余談ですがこの地区の去年のサイトの写真の一つに僕と同僚のアンドレアが映り込んでいました。。。)

2、スパツィオ・ロザンナ・オルランディ Spazio Rosanna Orlandi

3、トルトーナ地区 Zona Tortona

4、ミラノ・トリエンナーレ美術館  Triennale di Milano

5、ミラノ大学  Statale di Milano

6、ブレラ地区  Brera


今回は上の初めの3つを周って気になったものを紹介しようと思います。

まずは、1のヴェントゥーラ地区から。
最初にオープニングパーティーとして営業時間が延長されていた日に行ってみたのですが、お祭り騒ぎであまりじっくり物を見るというような環境ではなかったので、また後日、昼間に戻って見にいったのでした。

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お祭り騒ぎの様子。音楽に合わせて壁にアニメーションが投影されていました。

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ベルリンのデザイナー達のブース。
テープを使って空間を分けていたグラフィカルな空間構成が新鮮でした。

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おそらく展示作品ではない、紙の筒を使った照明が一番良かったような気がします。

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このフライドボテトを売っていたブースの上に吊られた青系統の色のシャツもとても目をひきました。
このブースをはじめ、今年のフオーリ・サローネは来年のミラノ万博を意識したと思われる、エコや食や緑をテーマにしたものが多かった気がします。

さて、次はスパツィオ・ロザンナ・オルランディ。

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今年は特に目を引くものがなかったような気がします。
その中で気になったのがこの伊千呂(イチロ)という日本の化粧版メーカーの家具で、
竹籠をゴムに浸す事で強度を持たせて椅子として使える様にしたTAKE KAGOというシリーズでした。

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店舗スペースで売られていたクラッシックな花柄が刺繍されたオフィス用椅子。

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軽やかなデザインが満開の昨今で、この重くてカタマリ感のあるスツールがとても気になりました。
が、値段は800ユーロ(11万ちょっと)からで、色と素材によっては1600ユーロまで。。。

写真はないのですがPunktという電話や充電ステーションのメーカーのブースに知人がいたので、そのメーカー主催のCommunication Simplified(単純化されたコミュニケーション)という展示に参加してきました。
その展示は単純に伝書鳩の印刷された葉書にメッセージを書いて送るという内容で、メールやチャットでコミュニケーションをするインターネットの時代を皮肉ったものと解釈しましたが、それを充電ステーションを販売しているメーカーがするのが面白みがあるのだと思います。


最後にトルトーナ地区。
平日の昼間に行ったので、週末の地獄の様な人ごみは避けられたのですが、今年のトルトーナ地区はとてもしょぼかったような。。。

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TOKYO DESIGNERS WEEKの展示があり、その中でパヒュームのホログラム映像が流れていました。

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SUTEKI HOMEとして横浜のナイス株式会社が日本の木造住宅を売り出していたのも気になりました。
イタリア人の知人に木造住宅を建てた人がいるし、フィレンツェでも3階建ての木造市営実験住宅が建ったりと、イタリアでも木造プレハブ建築が注目を浴び始めているのかもしれません。


今回はこの辺で。
次回に続きます。





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113 パドヴァの植物園

ミラノ万博の仕事の参考にと、ヴェネツィアの近くにあるパドヴァ(Padova)という街まで植物園 (Orto Botanico di Padova)を見学しに行ってきました。

この植物園は1545年設立と歴史があり、ユネスコの世界遺産にも登録されています。
(ちなみにフィレンツェとピサにも同時期に植物園が設立されています)


今回の旅の目的は、その植物園内に新しくオープンした生物多様性がテーマの温室でした。

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植物園をすり抜け、小川にかかる小さい橋を渡り、緑の壁の間を通り抜けた先にその温室はありました。

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奥に見えるのはサンタ・ジュスティーナ教会 (Basilica di Santa Giustina)。

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温室の中はこんな感じで白を基調にした内装で、植物を上からも眺められる様になっています。

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同じ部屋内に区画ごとに違う種類の植物が植えられています。

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水生植物用の水槽があったり、

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多肉植物があったり。

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この温室の特徴は、この中に空気の層の入ったクッション状の断熱材だそうです。

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全部見終わった頃にはすっかり日が暮れていて、いつの間に温室内のカーテンが下りていました。
薄闇の中、温室は柔らかく光を発していてとても幻想的な風景をつくりあげていました。


この温室はまだ植物の養生が必要なので、現在一般公開はされていませんが、夏頃にまた公開されるそうです。
情報が入り次第お知らせしようと思います。

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112 イタリアの新築アパート

今さら去年の言い訳をするのも何ですが、昨年ほとんど更新できなかった理由のひとつに、10年もイタリアに住んでいると色々な事に新鮮味が欠けてきて、例えば美容室に行って髪の毛を切り始めた時点で今日は水が出ないのでシャンプーできませんと言われたり、電車が故障のためキャンセルになったり、といったようなエピソードを敢えてブログに書こうと思わなくなったというのがあります。

それもありますが、やはりそれ以上に忙しかったというのが大きいです。

日本に春と夏に2回帰ったし(10月にミラノで財布をすられていなかったら3回の予定でした)、7月頭からずっと月の半分以上を万博の仕事でミラノで過ごしていたし、その間も平行して3つのプロジェクトが動いていたし、三洋ハウスのモデルハウスCasa Cieloにも携わっていたし。。。

その忙しさの甲斐があって、こちらのブログで何回か紹介している数年越しの集合住宅のプロジェクトが形になりつつあるので、軽く紹介させてもらおうと思います。

そのアパートはトスカーナの夏のリゾート地帯にあり、ギャラリーの立ち並ぶアートの街として有名なピエトラサンタ (Pietrasanta)の郊外、海から自転車で10分、スーパーと総合公立病院が至近距離という立地にあります。

構造は鉄筋コンクリで、外壁は断熱材入り構造用レンガ。
現場の写真を見るとよくわかります。
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プロジェクト当初は鉄骨造だったのですが、イタリアでは鉄骨造は生理的に好まれないらしく鉄筋コンクリート造に変更となりました。

建物は3階建てで10戸のアパート、地下に専用駐車場とガレージがあります。

一階のアパートは庭付きで、日本でいう2LDK、バスルームをふたつ設けています。

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2階は一階と同じ間取りになります。
庭の代わりにベランダがあります。

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3階の間取りは階段を挟んで左右に昼と夜のゾーンを分けています。
室内面積とほぼ同じ広さのテラスがあります。
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施主が施工業者なので、現場も施主が部下を使って施工しているのですが、その為現場で勝手に壁の位置などを変更されてしまうなどのゴタゴタもあり。

イタリアでは建築前に提出する建築確認申請の他に、完了申請の図面提出もしないといけないので、個室最低面積とか大丈夫かな、と少し心配しています。まあ大抵何とかなるんですけどね。

施主としては、外壁を作り終わった時点で買い手が見つかれば、買い手の好きな様に内装を選べるので売りやすいと考えているようですが、今のイタリアはどん底の不況で不動産業界は停滞しているし、かなり強気の値段設定をしているから、ちょっと苦戦するんじゃないかと思っています。

何はともあれこの夏竣工予定です。

もし興味がある方がいればご連絡ください。
 

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111 Via Cascia6

2015年にミラノで万博が開催されます。

万博のテーマは 『地球に食料を、生命にエネルギーを』(Nutrire il Pianeta, Energia per VIta)。

近年、世界中で大きな課題となっている、食と農業の問題を扱った興味深い万博となっています。


その万博の中のパビリオンのひとつ、  Parco della Biodiversita' (生物多様性のテーマパーク)のプロジェクトを実は昨年7月ぐらいからお手伝いしています。

その内容については追ってまた説明できればと思いますが、今回はミラノでそのプロジェクトの為に通勤している事務所のあるスペースがとても素敵なので軽くレポートしようと思います。

その事務所はミラノの北東部、昔は別の村であったくらい街の中心部から離れた、街と郊外の境界にあるクレッシェンツァーゴ(Cresenzago)という地域にあります。

GiòStyleというキッチンツールメーカーの元工場を改築したもので、事務所と住居の混在するコンプレックスとなっています。

エントランス脇に刻まれた施行年と建築家の名前。
建築家はジャンルイージ・ムッティ(Gianluigi Mutti)。
有名なトマトソースのメーカー Mutti家出身で、残念ながら事故で亡くなってしまったそうです。


エントランス脇に蛍光灯を使って書かれた Casica6とは住所でありこのコンプレックスの名前でもあります。


工場であったことを思い起こさせる単純で厳格な構造体。


上の写真の右の棟を右から撮ったところ。
階高があるので、基本的にどこもロフト付きのようです。


共有スペース。
先日はここで猫に首輪をつけて散歩させている人を見かけました。。。


上の写真の右の棟の壁面にはナウシカのオウムを思い起こさせる丸窓が沢山ついています。
壁の仕上げのパターンも不思議です。


上の丸窓を建物内部から眺めたところ。


中庭とその上にある、上層部をつなぐ有機的な形をした通路。




無味乾燥になりがちな通路や駐車場には蛍光色の塗装がなされています。




敷地の奥にはリノベーションではなく全く新しく作った棟もあり、
そこは単身者むけの小さめな賃貸アパートとなっています。


ここも全戸ロフト付きとなっています。




ここのアパートは、プールとスカッシュコート、ジム、屋上テラス付きと、
設備も充実しています。


素材の耐久性を考慮していない素材選びや、建築法規の限界に挑戦したようなデザインなど、魅力的ではあるのですが、アパートの月々の管理費や維持費がとても高くつきそうな気がします。

まあここにはイタリアの著名人も何人か住んでいるようですし、お金を持っていればそんなことたいした問題ではないのかもしれません。

この建物内で数件の物件が売りや貸しに出されているので、興味のある方はぜひ。




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110 2014



遅ればせながら、新年あけましておめでとうごさいます。
今年は午年、3度目の年男になります。

イタリアは本日7日から本格的な仕事初めでございます。


去年は本当に色々なことが起きて、なかなかまとまった時間を取れずにブログを放置してしまったのですが、今年は少し腰を落ち着けて、目の前にある自分の範疇にあることを優先して処理していくことを抱負にしようと思います。


今年もどうぞよろしくお願い致します。





 

109 新居

ご無沙汰しております。

春に一時帰国したり、4月にミラノサローネに行ったり、ローマの現代美術館を見に行ったりと、このブログで書こうと思っていたことは多々あったのですが、なかなかまとまった落ち着いた時間がとれないまま半年が経ってしまいました。すみません。。。


この半年のなかで一番の変化といえば、引っ越ししたことでしょうか。

以前は1階のロフト付きワンルームに一人暮らししていたのですが、5年ぶりに友人たちとのシェア生活に戻り、今度はアパートの最上階の5階(エレベーターなし)です。

これが僕の部屋で、いわゆる屋根裏部屋になっています。
天窓がついていてかなり明るいです。

最上階なだけあってダイニングスペースの窓からの眺めはまずまず。

猫もいます。(ベランダにて)

3人で住んでいるのですが、寝室3つ、物置として使っている部屋が2つに、リビング、ダイニング、トイレも2つあるので、大部分の天井が傾斜しているとはいえ、広々としていて快適です。

近いうちにこの新居の間取りも公開しようと思います。




余談ですが、今週の月曜日はフィレンツェ市の守護聖人の日で祝日でした。

夕方近くの嵐のような雨が去った後の空には完璧な2重の虹が出来ていました。

その日は、先週大事な人を亡くしたばかりの友人の家で過ごしていたのですが、その虹は沈んだ友人の心をわずかばかり軽くしてくれたようでした。




108 2013



年が明けて、あっと言う間に2週間が経ってしまいました。
遅ればせながら、明けましておめでとうございます。


ヴェネツィアにちょうど日本から友人が来ていたので、新年はヴェネツィアのサン・マルコ広場で迎えました。

カウントダウンが終わり、持参したシャンパンで乾杯し、待つ事15分遅れで花火の打ち上げが始まるというとてもイタリアらしい、新年の始まりでした。


元旦のヴェネツィアは濃霧に包まれていました。


ヴェネツィア本島から40分くらい船に乗って向かったトルチェッロ (Torcello) 島は、唯一見るべき教会サンタ・マリア・アッスンタ聖堂 (Cattedrale di Santa Maria Assunta) が閉まっていて、すぐに撤退。。。

一応、インターネットで下調べしておいたのですが、その情報が正しくないのが、またイタリアらしいというか。


そのトルチェッロ島のすぐ前にあるレースととカラフルな家々で有名なブラーノ (Burano) 島にて軽く散策。

天気がいまいちで、残念ながらあまり見栄えのよい写真は撮れませんでした。










島の外周から外を見てみると濃霧で数十メートル先は何も見えません。

そもそも、ブラーノ島の家々がこんなにカラフルなのは冬に頻発する濃霧でも見分けがつくように、ということなので、ある意味正しい状況で島を訪れられたと言えるかもしれませんが、やはりイタリアの夏の強い日差しの下でこそこのカラフルな色は映えると思うので、また暖かくなってから訪れようと思います。


そのあと日が暮れてから、サン・ジョルジョ・マッジョーレ島 (San Giorgio Maggiore) にあるジョルジョ・チーニ財団 (Fondazione Giorgio Cini) で開催されていた、かつてカルロ・スカルパ (Carlo Scarpa) がヴェニーニ (Venini) の為にデザインしたガラスの器の展示を鑑賞。






溜息が出る程美しいガラスの器が並んでいました。

でも正直なところ、一番良かったのはスカルパに関するドキュメンタリー映像でした。

建築士免許を持ってなかったので、建築士協会から訴えられたとか、納期に間に合うことはまず無かったとかの裏話的なエピソード満載でとても興味深かったです。



それでは、今回はこの辺で。

なかなか更新しないブログではありますが、今年もよろしくお願いします。




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107 大晦日

みなさん、こんにちは。

気づけばいつの間に大晦日。
夏が終わり、イタリアに戻って来てからの今年の下半期は、ずっと走り続けていた感じの日々でした。

今年はコンペもふたつ入選したし、新しいプロジェクトも始まったし、いままでの苦労が僅かながらも実った年だったと言えると思います。


事後報告になりますが、前回の更新からの2ヶ月をざっと振り返って見ようと思います。

カマイオーレ (Camaiore) という街の考古学博物館の数年越しのプロジェクトからいくつかの発展がありました。

1
トスカーナ州の援助金を受ける為の申請をし、予算の為に諦めていた部分の補完が可能に。

2
この博物館のある街の歴史的中心部の再開発計画の仕事の請け負い。

3
12月の頭に開催された、フィレンツェ大学の学会『イタリア建築のアイデンティティ』(Identità dell'Architettura Italiana) のカタログにて、考古学博物館のプロジェクトが掲載されました。


De Leo, Sakasegawa, Volpe という連名で名前が出ています。




そして、クリスマス前の週末の12月22日に、今年3月に一等入選したフォルテ・デイ・マルミ (Forte dei Marmi) の市場のコンペの展示がようやく行なわれました。



展示のインヴィテーション。


会場はフォルティーノ (Fortino) と呼ばれるフォルテ・デイ・マルミのシンボルである写真の建物。



壁に貼ってある3枚のパネルがコンペに実際に提出したものです。
もう1年近くたってる為か、かなりボロボロになってました。。。


プロジェクトを紹介する短いフィルムの前で説明する同僚のアンドレア(右)。


この展示は来年の2月3日まで開催されていますので、もしフォルテ・デイ・マルミ近辺に行く機会があれば、ぜひ立ち寄ってみてください。

このプロジェクトを実現するという話に来年中に何とか持っていければいいな、と思ってます。

来る新しい年に期待をこめて。


それでは、みなさん、よいお年を。

106 Florens2012

フィレンツェの秋は文化の秋。

寒い冬が訪れるまでの徐々に短くなっていく日を惜しむかのごとく、イベントが目白押しです。

先週の土曜日3日から今週の日曜日11日までフィレンツェの街中ではフローレンス2012 (Florens2012) という文化遺産・環境のビエンナーレが開催されています。

期間中に行なわれる様々なコンベンションには参加したことはないのですが、付随して行なわれる街中でのインスタレーションは街の様子をすっかり変えてしまう、とても興味深いものです。

2年前はドゥオーモ広場にピサの斜塔のある広場のように芝生が敷き詰められたのですが、今年はオリーブ畑に変身していました。



期間が過ぎてもこのままにすればいいのに思うくらい魅力的な風景です。

上の写真でドゥオーモの手前にある洗礼堂では、フィレンツェを代表する歴史的著名人ブルネレスキ、ドナテッロ、ミケランジェロによるキリストの磔像が同時に展示という贅沢なイベントが開催されていますが、いまだかつて見たことのないような入場者の列が出来ていて入っていません。。。


そして、今年はサンタ・クローチェ広場もイタリア人アーティスト、ミッモ・パラディーノ (Mimmo Paladino) の手によりガラリと姿を変えていました。



広場一杯に大理石の砂利が敷き詰められ、大理石の大きな塊が十字架状に配置され、アーティストの作品がちりばめられています。

このインスタレーションは参加型で、アーティストは観客が作品によじ上ったり大理石に表面に書き込んだり彫ったりと何らかのアクションを起こすことを望んでいます。

実際ペンで象られた沢山の手形を見たのですが、いわゆる落書きは一切見かけませんでした。

以下にアーティストの彫刻の写真を何枚か。









商業アートとは違う、彫刻の空間を支配する力を改めて感じさせるインスタレーションです。



先週の土曜日からJUGEMテーマ:アート・デザイン
 

105 CERSAIE 2012

お久しぶりです。

前回の更新からまたあっという間に2ヶ月が経ってしまいました。

帰国してからヴェネツィアビエンナーレに行ったり、仕事始めだったりでかなりバタバタしていました。

そして気づけば、今日はイタリアで10回目の誕生日。。。


さて先週の土曜にもはや9月恒例のボローニャの陶器の見本市チェルサイエ (CERSAIE) へ行ってきました。

今年は、全体的にあまり真新しいものが無かったことに加え、全会場が基本的に写真撮影禁止だったため、あまりお見せする物がありません。

それでもブログにと思い、写真撮影を試みたのですが、あるスタンドでは全然撮影OK、あるスタンドでは撮影した写真の撮影を強制されたところもあったり。
(個人的にはこんなソーシャルメディアの時代に写真撮影禁止なんてしても損なだけだと思うんですけどね。)

ともかく、そんな状況でなんとか取った写真を何枚か紹介します。


今回のチェルサイエで一番気に入ったのが、このスペインのBo!ngというポリウレタン製のカラフルで柔らかい洗面台シリーズ。

下の写真の浮き輪型のものから、キューブ状のもの、ディスク状のなどもあり。

幼稚園などの子供の為のスペースに最適なのではないかと思います。

  
 

ふたつめはディゼーニョ・チェラミカ (Disegno Ceramica) という会社の下の便器とビデ。
使いづらそうだし、お手入れも大変そうだけれど、インパクトは大ですね。

  


去年こちらで紹介して期待していたムティーナ (Mutina) はスタンドも製品も特に変化なし。

 


ディスプレイでは、プントトレ (Puntotre) というところのスタンドが素敵でした。
スタンドの外壁が3の数字がくり抜かれた段ボールパネルで、中に入るとバスタブが3て一杯になっているというというもの。

製品自体は特筆すべきものではなかったですけれど。

 



最後に、もうひとつ。

写真は撮れなかったのですが、知人のマルコ・ピサーティ (Marco Pisati) がルビネッテリア・トレッメ (Rubinetteria 3M) から発表したTIMEという蛇口がシンプルでスタイリッシュでとても良かったです。



チェルサイエを見終わった後、帰りの電車までまだ時間があったので、ボローニャの駅の近くにある現代美術館マンボ (Mambo) に行ってきました。

目的は中国人アーティスト、Ai Weiwei に関するドキュメンタリーフィルムを見るため。
基本的に美術館にある映像作品はパスするのですが、このフィルムは見応えがありました。



もとパン屋だった併設のカフェも雰囲気があってよし。


 
 
年間10ユーロという格安のパスも購入したので、この美術館はちょくちょく訪れる事になると思います。






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