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080 国民投票

先日の6月13日(日)、14日(月)と二日にかけてイタリアではレフェレンドゥム (Referundum) と呼ばれる国民投票が行われました。

水道の私有化に関する2項目と、原子力発電所の再開、そして首相や官僚の在任中の非出頭権についての4項目に関して行われたのですが、危惧されていた投票率は何とかどの項目も50パーセントを超え(約55%)、そのうち反対票はどれも約95%、結果はどの法律も否決、という喜ばしいものなりました。

(ちなみに、このイタリアの国民投票、一定数以上の署名が集まれば行われ、投票率が半数を越えれば国民投票として成立し、そして半数以上を占めた票が国民の意見として採決されるというシステムのようです。)


日本でも『原子力発電所の再開』という項目に関してかなりの関心が寄せられたようですが、イタリアでは福島の原発事故を受けて通る可能性の低かったこの項目以上に、非出頭権に関しての項目が注目されていたように思われます。

というのも、2週間前の市長選の与党の敗北があり、今回の国民投票でも敗北すれば今の政権が危うくなるのは必至、そしてベルルコーニ自身の裁判もいい加減執り行われることになるであろうと考えられていたからです。

実際、今回の国民投票の結果が発表された後は喜びに酔いしれる人々の姿がテレビで流されていました。

今後の現政権の動きに注目したいところです、が今週から小学校から高校までが夏休み入ったイタリアはもうほとんどバカンスモードなので、大きな動きが見られるのは9月以降となることでしょう。


原子力発電所の項目に関しても、そもそも、イタリアはチェルノブイリの事故を受けて一年後に国民投票で原子力発電所を閉じることを採決したという歴史があり、現在は足りない電力を原子力発電をしているフランスから電力を買っている、という事実はあるものの、今回もしっかり拒否したのはとても素晴らしいことだと思います。


日本で仮に今同じように国民投票が行われたとしたら反原子力派の意見が勝つのか疑問が残ります・・・。


ともかく、イタリアはやはり共和国(イタリアの正式名称はイタリア共和国)なんだなと改めて思わされた今回の国民投票でした。




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