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063 カルロ・スカルパ 01

先週末は、ルッカ (Lucca) の街で毎月第3の週末に行われるアンティーク市へ行ってきました。

今回はお土産にでも何か買おうと思っていたのですが、めぼしいものは見つからず、古書でもなんでもない、50%引きになっていた建築関係の本を買いました。

本だと、ある程度の値段でも買ってしまうのですが、アンティーク市だとつい躊躇してしまって難しいですね。


さて今回は、前回の予告どおりボローニャにあるカルロ・スカルパ (Carlo Scarpa) 設計の店について軽くレポートします。


この店舗はボローニャのドゥオーモから徒歩数分のアルタベッラ通り (Via Altabella) にあります。
お店の名前はガヴィーナ (Gavina)、子供の玩具を扱っています。


ファサード。


このどことなく中国的な、二つの円が重なったようなデザインは、彼の設計したヴェローナ銀行やブリオン・ヴェガの墓でも見ることができます。

この店舗が設計されたのが1961−63年で、ブリオン・ヴェガが1969−78、銀行が1973−82だから先にこの店舗にこのモチーフが使われたことになります。

この二つの円が重なるモチーフは、対比するもの、男と女、静と動、天国と地獄などを表しているそうです。

でも、よく見るとこの店舗では正円ではなく楕円なんですよね。
何か別の意味があるのでしょうか・・・。


右側の円窓。


部分拡大。ガラスの留め金にも2つの円のモチーフが使われています。



入り口。


部分拡大。


折りたたみ式の扉。


中から外をみたところ。


他の部屋に通じる扉?


おそらく、柱と収納を一体化させたもの。
例のモチーフ状の穴が貫通しています。


部分拡大。ここにも!


一角のみ壁がタイルのモザイクでデコレーションされていました。


カルロ・スカルパの建築って、一見取っ付きにくいのですが、よく見ると細部まで奇麗にデザインされていて遊びもあるので、実物を目の前にすると、まるで遺跡の中を探検しているかのようにワクワクしてきます。

この店舗は内装ですが、北イタリアのトレヴィゾにある、ブリオン・ヴェガの墓では全て0から作られているので、さらに素晴らしい空間を体験することができます。

交通の便の悪いところにありますが、機会があれば行ってみると良いですよ。





 
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