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062 ボローニャ

先週の金曜日に、事務所のミーティングルーム用の椅子を購入しに、ボローニャ (Bologna) へ行ってきました。


フィレンツェからボローニャまで高速道路に乗って、北へ約1時間半強。

当日のフィレンツェの気温は14度、高速道路がアペニン山脈にさしかかる頃には零度近くまで下がり、ボローニャに着いても3、4度とそのまま上がらず。

距離は近いもののアペニン山脈以北はもう北イタリアだということを実感しました。


さて、ボローニャ郊外の工業地帯にある倉庫のようなところで椅子を購入したあと、街の散策をしてきました。


ボローニャと言えばポルティコ (portico) と呼ばれる『屋根つき柱廊』が有名で、雨の日でも濡れずに街を散策できることができます。

ということを話としては知っていましたし、実際自分の目でも見てはいたのですが、今回、街の旧城壁の外部にある病院の駐車場から中心部に向かうマッツィーニ通り (Via Mazzini) の500メートル近く途切れることなく続いているポルティコを見て、感嘆しました。






中心部に入る前に一旦ポルティコは分断されるものの、まだまだ続き・・・


サンタ・マリア・デイ・セルヴィ (Santa Maria dei Servi) 教会の脇を通り、


教会の前で柱廊が回廊になったりします。





途中で、いくつかの中世の木製のポルティコを目撃しつつ、第一の目的地へ到着。



ヴェネツィア出身の巨匠カルロ・スカルパ (Carlo Scarpa) のデザインした店舗。
詳しい内容は次回レポートしようと思います。



ボローニャには実は運河もあります。

これは、モリーネ運河 (Canale delle Moline)。
直訳すると水車小屋の運河で、その名の通り水車小屋の水車を動かす為に使われていたようです。


ちなみに上の写真は、『ピエッラ通りの窓』 (finestra di via Piella) と呼ばれる、この壁に開いた四角い窓から撮ったものです。

夏には運河をゴムボートで巡るツアーが行われたりするそうです。



ボローニャには塔の街でもあり、最盛期には180のもの塔が立ちならんでいたそうですが、現存する塔の数は20近くまで減ってしまっています。


ガリセンダの塔(左)とアジネッリの塔(右)。(Garisenda, Asinelli)
ピサの斜塔に負けないくらいの傾き具合。


プレンディパルテの塔 (Torre Prendiparte)。

この高さ60メートルある12世紀の塔、なんと現在はB&Bになっていて宿泊することができます。
部屋はスイートのみで一泊300ユーロから。

一般開放される日もあるようなので、12の階がどのように使われているのか一度は見てみたいものです。



第2の目的地であった無印良品に行ったあと、ふらっと入ったメディア・センターが凄かったです。



正式名称はサーラボルサ図書館 (Biblioteca Salaborsa)。2001年オープン。
建築的には特筆すべきことはないのですが、大きな吹き抜けの周りに設けられた、多目的に自由に出入りできる、ヨーロッパ的(!)な環境が素晴らしいです。

さすが、大学都市ボローニャ、生活の質が高い街として選ばれる理由がわかります。

盆地で土地が限られているフィレンツェと違って、周囲を広大な平野に囲まれたボローニャにはスケールの大きい空間が多くて、うらやましい限りです。


図書館の中には展示スペースもあって、磯崎新の新しいボローニャ駅のプロジェクトも展示されていました。


何だか伊東豊雄風だし、正直言ってこのプロジェクトってどうなの?と思います。

京都駅くらいの破壊力がありそうです・・・。

この穴とか特産品のモルタデッラ(ピスタチオ入り)でもイメージしてるのかな、と思ったりも。



書きたいことがありすぎて、支離滅裂になってしまいましたが、今回はこの辺で。
街中で撮った写真をいくつか紹介して終わりにしようと思います。



ボローニャには赤いものが多いです。
バスもシャッター代わりの窓の外のカーテンも赤ワイン色。



ボローニャは国際絵本見本市でも有名で、興味深い子供の為の本屋もいくつか見つけました。


街の中心でも生活の匂いで溢れています。


肉屋も沢山。
折角だから、モルダデッラを買ってくればよかった、と今更ながら後悔。




すっかりボローニャが気にいってしまったので、今後頻繁に話に出てくるかもしれません。

とりあえずは、街と郊外の丘の上にある『聖ルカの聖母の聖域』 (santuario della Madonna di San Luca) を結ぶ世界最長のポルティコをもう少し暖かくなってから歩いてみたいです。












JUGEMテーマ:イタリア

comments

実はピサの斜塔に限らず、相当な数の建築物が傾いているイタリアです。

『シャッター通りの活性化』は思いつきませんでした。
でも、鹿児島にもアーケード通りの文化があるから、そう突拍子もないことでもないかもしれませんね。

  • il quartomare
  • 2011/01/18 10:15 PM

塔の傾き具合にはびっくりしました。
ポルティコ・・・散策するだけで素敵ですね。。。
田舎のシャッター通り活性化!に生かしたい!です。
斬新にならず・・・心地よく。

  • nakanao
  • 2011/01/14 7:06 AM
   
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