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040 映画評論のすすめ

ミラノの専門学校時代に、映画評論 (Rassegna cinematgrafica) という授業がありました。

インテリアデザインのコースに通っていたので、もちろん普通の映画評論な訳ではなく、登場人物の衣装やセットなどの舞台美術、使用されている家具などの映画の中での効用を探るという授業で、『未来世紀ブラジル』や『ブレードランナー』『ブラック・レイン』、『2001年宇宙の旅』あたりのちょっとクラシック&マニアックなものから、果ては『チャーリーズ・エンジェル』などの映画を題材に授業は展開されていきました。

要は、いかに小道具や大道具などを使って、コンセプトや登場人物の背景が固められているかを学ぶという授業だった訳で、今ではその授業の内容はほとんど忘れてしまいましたが、それ以降映画やテレビを見る時に、『映画評論』の習慣は今でも残っています。


今回は、その『映画評論』の観点から見ても楽しいと個人的に思う映画をいくつか紹介します。
(良い画像が見つからないので、youtubeの動画のリンクをはりました)





『恋愛睡眠のすすめ』



ビョークのビデオクリップで有名なミシェル・ゴンドリー監督作品。
主人公ステファンの隣に住むステファニーの部屋がアーティストっぽくかつ可愛らしくて良いです。

同じ監督の作品の『エターナル・サンシャイン』も印象的なシーンが多いけど、内装という点で言えば、特に記憶に残るほどのシーンはない気がします。


『おくりびと』



三角のテーブルのある、元喫茶店の主人公夫婦の住まい。
主人公の職場の2階にある、佐々木の家の植物で一杯の温室のような部屋。
=長い間ひとりで過ごし、そして土地から離れたこともないということの表れ?


『アメリ』



基本的に赤でまとめられらた寝室。
ミヒャエル・ゾーヴァの絵画。


『抱擁のかけら』



ペドロ・アルモドバルの作品はオール・アバウト・マイ・マザー以降しかまだ見ていませんが、どの作品も内装の色使いが鮮やかで目に残ります。


『かもめ食堂』



北欧好きならこれ。


『善き人のためのソナタ』



東ドイツ時代の抑えた色の内装とか、壁に飾ってある金属製のオブジェが素敵です。


『La finestra di fronte』 (『向かいの窓』)



イタリアの庶民の家を見たかったら、これかな。



好きな映画を参考にしながら、部屋の模様替えなどいろいろ想像するのも楽しいものです。
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