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003 イタリアのバスルーム

 週末の日曜日は、すばらしく良い天気だったにも関わらず、昨日の雨で急激に冬に突入した感のあるフィレンツェですが、日本はどうでしょうか?

さて、前回のCERSAIEつながりで、今回はイタリアのバスルームについてちょっと書いてみようと思います。

イタリアでは他の欧米諸国と同じく、トイレと浴室は同じスペース内にあり、そのスペースはバーニョ(Bagno)と呼ばれています。

バーニョの中には通常、シャワーボックスもしくは浴槽、洗面台、大便器、ビデ(Bidet)が設置されています。
この最後にあげた日本ではあまり馴染みのないビデとは、排泄後などに局部を洗う目的で利用される、いわばウォッシュレットのようなものです。

(画像はwikipediaより)

上の画像の手前がそれで、ウォッシュレットと違うのは、ビデについているのは普通の蛇口なので、バシャバシャと水と石鹸を使って洗えるところです。


一般のイタリア人家庭では、浴槽がなかったり、あっても追い炊き機能が存在しないので、日常的にお湯につかるという習慣がなく、お風呂に入る=シャワーをあびるという感じなのですが、そのシャワーすらも毎日という訳ではなく、その代わりにビデを頻繁に利用するようです。

日本のサウナのような夏とは違って、湿気のなくからっとしている国だからこそ、それが可能なのでしょう。

日本人にとってバスタイムとは日常的なリラックスの時間でもあるのに対して、イタリア人にとっては、ただ体が匂うようになったり、大事な用事がある時に身なりを整えるための時間、という考え方の違いからくるとも言えると思います。

また、ローマ時代のイタリアには大浴場というものが存在したことを考えると、体を洗うのをタブーとしたキリスト教の影響がとても大きいのかもしれません。



参考までに・・・。
今、住んでいるアパートのバーニョはこうなっています。


1:便器 2:ビデ 3:洗面台 4:シャワースペース
(4はシャワーボックスではなく、シャワーカーテンで仕切られているだけ)
自分の経験上、バーニョはアパートの場合、こういった細長い平面図になる確率が高い気がします。


余談ですが、マルセイユにあるコルビジェユニテ・ダビダシオンに泊まった時には、ビデがバスルームの外に置かれていて、フランスだとトイレの配置が違うんだな、と思った記憶があります。
まあ、もしかしたらカップマルタンの休暇小屋に見られるように、コルビジェが単にトイレというものに、全く無頓着だったからなのかもしれませんが・・・。


ちなみに、イタリアにもかがむ形式の和式便所のようなものが存在し、トルコ式と呼ばれています。
掃除が簡単なのと、便座が壊れたり盗まれたりのを防げるといったメンテナンスの面などから、主に公衆便所に使われています。
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