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021 イタリアのベッドルーム

今回は、イタリアのベッドルームについて。

以前イタリアの間取りを紹介した時にも述べたように、イタリアの家では、基本的に昼と夜の生活ゾーンがきっちり別れていて、ベッドルームは完璧にプライベートな空間です。

それ故、友人の家に招かれてもベッドルームを目にする機会がそうあるわけではなく、
寝室を設計するときに何を配置するかという観点から語ることにします。


イタリアにはベッドのサイズが5つあります。

シングルベッド 幅80−90cm (1 piazza / letto singolo)
ダブルベッド 幅160−190cm (2 piazze / letto matrimoniale)

サイズの名称はシングルベッド (1 piazza)を基準としていて、
ダブルベッドはその2つぶんなので、2 piazze と呼ばれています。

実際、ホテルなどでも、ツインルームとダブルルームのベッドの違いはなく、ただシングルサイズのマットレスを2つくっつけて1つにしているか、離しているかの違いだけだったりします。

その中間のサイズのベッドが、una piazza e mezza = 1.5 piazze で幅120cm、

フランス式 (a piazza francese) が、幅140cm、
ダブルベッド以上の大きいものは、3 piazze で幅200-400cm

ちなみに2段ベッドは、お城のベッド (letto a castello) と言う、いかにも子供が喜びそうな名前で呼ばれます。


ベッドの脇には必ず、コモディーノ(comodino)と呼ばれる、いわゆるサイドテーブルと照明が置かれます。


(author : Elle Chyun@wikipedia)

その他、置かれるものとしては、アルマーディオ(armadio=クローゼット)とコモ (Comò=整理ダンス)くらいですかね。

下の写真の右のストライプ状のがアルマーディオ、左にあるタンスがコモです。
(ただ、コモは今の家庭ではあまり一般的ではなく、高齢の女性が寝室に持っているもの、と聞いたことがあります)

アルマーディオは通常、天井に届くかと思うぐらい高く、壁一面を埋め尽くす感じのものが多いです。


(author : Design Conversation@Flickr)


ちなみに、上の画像は LAGO ( ラーゴ )という、イタリアの家具会社のものです。
ここ数年、シンプルでデザイン性の高い家具を次々と発表していて、
去年の家具見本市では、ミラノ市内のあるアパートに彼らの製品を使って空間をつくりあげ、それを一般公開するという面白い試みを行っていました。

今年の家具見本市でも、どんなことをしてくれるのか楽しみです。
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