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020 トロンプ・ルイユ

フィレンツェでは相変わらず雨の日が続いてますが、カーニヴァルの時期が過ぎ、次第に暖かくなってきている気がします。

先日のヴィアレッジョからフィレンツェに帰る電車の窓から、ミモザの花が満開なのを見て、はっとしました。

日本にいると、梅の花から始まって、菜の花、木蓮、椿、桃、桜と次第に花が咲いていくのを見ながら、春が近づいていくのを感じていたような気がしますが、こちらだと春はいきなりです。

もう少し周りの変化に目を向けながら生活していきたいものなどと、思いながら散歩していると、そう言えばフィレンツェの街の中にも「注意して見ないと見えないもの」があったなと思い出し、カメラを持ち出して撮り歩いて来ました。



そのものとは、擬態する扉、です。


Via De' Ginori
メディチ・リッカルディ宮殿の裏門の脇の扉。
一応、壁のパターンが扉にも描かれていますが、あまり隠し切れてないですね。


Via De' Bardi
『車庫につき駐車禁止』のマークがあるけれど、それにしては小さい。
バイクでもしまってあるのかもしれません。


Via De' Benci
これは、今回は探しながら歩いてみて初めて気づきました。



部分拡大。何かの点検口かもしれません。



Via della Mattonaia
この扉が開いているのを見たことがないのですが、おそらくガレージだと思います。


部分拡大。
近くで見えると、木製なのが良くわかります。


Via dei Pilastri
ここもガレージの入り口。


色が塗られて残念なことになる前は、こんな感じで完璧に溶け込んでいました。
溶け込みすぎて、前に駐車する車が後を絶たなかったから、目立つようにしたのかもしれません。


ちなみに、表題のトロンプ・ルイユ (Trompe-l'œil) とは、いわゆる騙し絵のことです。

今回紹介した、擬態する扉も、このトロンプ・ルイユの一種のはず(・・・)です。



今後、また新たに発見したら、随時追加していく予定です。





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