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014 アムステルダム 2

 前回のために写真を探していたところ、記憶していたよりも多い写真が出てきたので
引き続きアムステルダム編でいかせて頂きます。



ボルネオ・スポールンブルグ島の北に位置するKNSM島。

ここは、ボルネオ・スポールンブルグ島とは橋でつながっているので、もちろん自転車で行きました。

もともとは、アムステルダム港の一部であった場所で、
再開発のマスタープランはヨー・クネン (Jo Coenen) が担当。

ボルネオ・スポールンブルグ島の小さい住戸が立ち並び、整然としたある種日本的な風景とは打って変わって、こちらは個性的な造形の建築物が立ち並んでいます。

マスタープランを担当したヨー・クネンもその立場をうまく利用したのか、島の最東端という好立地に円形の集合住宅を設計しています。


ヨー・クネン棟 (1995)


中庭。


その円周に沿って走る道路の外側にも、数棟が等間隔に配置されています。


上の棟を横から撮ったところ。窓からの眺めは相当いいと思います。





同じくKNSM島にあるハンス・コールホフ棟 (1994) 。
設計はドイツ人建築家のハンス・コールホフ (Hans Kollhoff) 。

変則的な形をした二つの棟からなっています。
島に渡る橋から撮影。


上の写真の裏側。

窓が横にスライドしつつ半分に折れるという独特の開き方をし、
居室ではなくベランダ的な空間に接しているようです。

左手の建物はおそらく既存の建築を保存したものです。

左側の別の棟。

ガラスに覆われた部分はベランダなのですが、ロッキングチェアに座って編み物をしているお婆さんや遊んでいる子供が丸見えで、びっくりするくらい生活感丸出しでした。

ふたつの棟が接する部分。



この宙に浮いている階段は多分、非常階段。


ヨー・クーネンの円形集合住宅よりもこのハンス・コールホフ棟の方が、余程オランダらしいと思えるのは、素材が港町を想像させるからでしょうか。



同じくKNSM島。

設計者はわからないのですが、個人的にはこの一層のみの集合住宅がとても気になりました。

おそらく、リノベーションされたものだと思います。



窓の分割のされ方とか、各棟に入るためのはしご階段のようなものがとてもツボです。


そして、これはKNSM島ではなくボルネオ・スポールンブルグ島にたつ複合施設。
塔の部分がアイ・タワー、低層部分はショッピングセンター”ブラジル”。
設計はノイトリング・リーダイク (Neutelings Riedijk_1998) 。

KSNM棟から戻る橋上で撮影。



アイ・タワーは26階建てで、地下に駐車場、地階に店舗、そして上層部が住戸となっていて、68戸、20タイプの住戸が内蔵されています。

低層部分の”ブラジル”は、古い倉庫を古い鉄骨屋根を残してリノベーションしたもの。



そして、これもボルネオ・スポールンブルグ島に建つ、ホエール (The Whale)。
設計はフリッツ・ファン・ドンヘン (Frits van Dongen)。

鯨という名前の通り、独特な形をしています。


メイン道路に対してした部分が大きく切り取られていてポーチになっていて、
そこを潜り抜けると中庭が現れます。


部分拡大。意外とシンプルです。




今回は、この辺で。
イタリアではなくオランダで申し訳ないのですが、多分もう1回ぐらい続きます。



それでは、来年またお会いしましょう。
みなさん、よいお年を。

Buon anno!





参考文献:ヨーロッパ建築案内 渕上正幸著 TOTO出版

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