噂でとても良いと聞いていたボローニャ歴史博物館 (
Museo della storia di Bologna) へ前回レポート済みのチェルサイエのついでに行ってきました。
この博物館は
パラッツォ•ペポリ•ヴェッキオ
(Palazzo Pepoli Vecchio)と呼ばれる1300年代前半にボローニャの町を統治していたペポリ家の宮殿を改築したものです。
設計は久しく名前を聞いていなかった感のあるイタリア人建築家マリオ•ベッリーニ (
Mario Bellini)で、プロジェクト期間は2003年から2012年となんと9年 (!!)。
この博物館の展示の特徴は、
1、展示パネルは展示室内に自立しておかれたライトボックスであり、その為に天井からの空間照明を必要としていない。
2、陳列物は金属製のフレーム状の直方体の上に配置され、ミニスポットライトもその構造体に付随している。
3、各展示室のテーマがネオンライトで空間上部に表示されている。
4、グラフィック構成はとても大胆で、数種類のフォントと極端に違う大きさの文字が共存してる。
これは見た目には楽しいけれど、煩雑としていて読みづらいかもしれません。
その他に、歩くと模様の変わるインタラクティブな通路があったり、3Dのアニメ上映があったりとハイテクなものがふんだんに取り入れられていて、今までにない博物館を作り上げようという意気が感じ取られました。
ただ、広くて部屋数も多いので、後半はかなり飛ばして見てきました。
この後、これまた必見と聞いていた近くの考古学博物館にも寄ったのですが、
所蔵品という点では興味深いけれど、展示方法はクラッシックなものでした。
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建築
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