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111 Via Cascia6

2015年にミラノで万博が開催されます。

万博のテーマは 『地球に食料を、生命にエネルギーを』(Nutrire il Pianeta, Energia per VIta)。

近年、世界中で大きな課題となっている、食と農業の問題を扱った興味深い万博となっています。


その万博の中のパビリオンのひとつ、  Parco della Biodiversita' (生物多様性のテーマパーク)のプロジェクトを実は昨年7月ぐらいからお手伝いしています。

その内容については追ってまた説明できればと思いますが、今回はミラノでそのプロジェクトの為に通勤している事務所のあるスペースがとても素敵なので軽くレポートしようと思います。

その事務所はミラノの北東部、昔は別の村であったくらい街の中心部から離れた、街と郊外の境界にあるクレッシェンツァーゴ(Cresenzago)という地域にあります。

GiòStyleというキッチンツールメーカーの元工場を改築したもので、事務所と住居の混在するコンプレックスとなっています。

エントランス脇に刻まれた施行年と建築家の名前。
建築家はジャンルイージ・ムッティ(Gianluigi Mutti)。
有名なトマトソースのメーカー Mutti家出身で、残念ながら事故で亡くなってしまったそうです。


エントランス脇に蛍光灯を使って書かれた Casica6とは住所でありこのコンプレックスの名前でもあります。


工場であったことを思い起こさせる単純で厳格な構造体。


上の写真の右の棟を右から撮ったところ。
階高があるので、基本的にどこもロフト付きのようです。


共有スペース。
先日はここで猫に首輪をつけて散歩させている人を見かけました。。。


上の写真の右の棟の壁面にはナウシカのオウムを思い起こさせる丸窓が沢山ついています。
壁の仕上げのパターンも不思議です。


上の丸窓を建物内部から眺めたところ。


中庭とその上にある、上層部をつなぐ有機的な形をした通路。




無味乾燥になりがちな通路や駐車場には蛍光色の塗装がなされています。




敷地の奥にはリノベーションではなく全く新しく作った棟もあり、
そこは単身者むけの小さめな賃貸アパートとなっています。


ここも全戸ロフト付きとなっています。




ここのアパートは、プールとスカッシュコート、ジム、屋上テラス付きと、
設備も充実しています。


素材の耐久性を考慮していない素材選びや、建築法規の限界に挑戦したようなデザインなど、魅力的ではあるのですが、アパートの月々の管理費や維持費がとても高くつきそうな気がします。

まあここにはイタリアの著名人も何人か住んでいるようですし、お金を持っていればそんなことたいした問題ではないのかもしれません。

この建物内で数件の物件が売りや貸しに出されているので、興味のある方はぜひ。




JUGEMテーマ:建築

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