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103 ミラノサローネ2012 その3

 
宿泊先のブエノスアイレス通りのホテルの屋上テラスからの眺め。
数年前までは一番右のピレッローネとレプッブリカ広場の一番左の建物ぐらいしか無かったのに、今のミラノは次から次に新しい高層ビルが建ち始めていてなんだかイタリアではないみたい・・・。

3日目の日曜日。
まずは、トリエンナーレ美術館 (Triennale di Milano) へ移動。

今年のトリエンナーレは不景気の影響か、たいした展示もなく、ちょっと寂しかったかも。


トリエンナーレの監視員のための椅子。
背もたれがトリエンナーレのロゴの赤いTになっています。

3日目となると疲れがたまってメモもカタログもなく、以下の3枚は詳細不明です・・・。






日本人デザイナーによるもので、外の風景がレンズを通して投影される装置。


昼食を軽くすませて、ヴェントゥーラ・ランブラーテ地区(Ventura Lambrate)へ。


コの字型の階段の吹き抜けに天井からぶらさがる様々な色のセロファンシートは、階段での上下移動を視覚的に楽しめるものにしていました。


テーブル。



EIRIYS / Jack Smith
ベニヤを使った松ぼっくり型のランプシェード。


クロアチア・オーストリアのデザイン・アート・パフォーマンス集団NUMENによるインスタレーション。



2年前にフィレンツェのストロッツィ宮の中庭でやった梱包用テープ製のくもの巣のようなインスタレーションのほうがすごかったかな。


この地区は、昔の工場を改築したイタリアらしからぬ新しい住居スタイルの建物が並んでいて、見ていて楽しいです。
というか住んでみたい!






KOSというブランドのキューブ状のスタンド。



Andrea Mancuso & Emilia Serra
細い糸の上に毛糸(?)を絡ませて、空中に落書きしたようなアート作品。




髑髏のパターンのタイル。


TRIZIN STOOL / Michael Blumenfeld


PLUM Tables / Tomasz Augustyniak / Noti


Doll House / Farida and Krzysztof Dubiel / Trzy Myszy
ダンボール製のドールハウス。


Laloushka Dolls / Marta Hryniak, Agnieszka Niezgoda / Laloushka
ここに展示されていたのは、ヴィクトリア・ヴェッカムとかヴィヴィアン・ウェストウッドとかのセレブのものでしたが、サイトにはもっと沢山の種類があるようです。




本物のひよこを使った帽子。
狐の尻尾とか毛皮のことを考えたら別に非常識なことではないけれど、可愛らしいヒヨコを使ってるためインパクトがあるという、考えさせられるアート的な作品。
『いずれにせよ、このヒヨコ達はもう死んでたよ』との作者の注釈あり。


www / Viktor Matic



これにて、今年のサローネのレポートは終わりです。



098 ネズミの巣

1月の頭にフィレンツェのタイルメーカーBERNI(ベルニ)主催のちょっとしたデザインコンペティションがあり、流れで参加させてもらいました。

流れ、と言ったのは、コンペのテーマがデジタルデータをタイル上に印刷できるという技術を利用したタイルデザインだったのですが、それに参加する知人のアイデアをデジタル化するお手伝いをしている途中であるアイデアが頭に浮かび、それを僕の作品として応募することをその知人に勧められた、という経緯があったからです。



応募した作品はこれです。



作品名はTana di Topo (ネズミの巣)。

その名の通り、バスルームの隅っこなどにトムとジェリーのようなネズミの巣の入り口があれば面白いなと思ってデザインしてみたものです。

タイルの貼り方次第ではローマの合理主義建築が立ち並ぶEUR(エウル)という地区にある、Il Palazzo della Civiltà Italiana (あえて訳せばイタリア文明会館??)も再現できると思います。




結果として2位をいただき、、
現在フィレンツェの街中にあるBERNIのショールームで、応募作品(全て)が展示されています。


(僕のは上から三段目の一番右です)



ちなみに景品としてiPhone4sを頂きましたが、僕はiPhone4を既に所有しているのでどう処理しようか考え中です・・・。








089 ELLEDECO 2011年10月号

今年は夏がなかなか終わらないな、と思っていたのですが、ここ数日気温が急降下。

フィレンツェの街中には冬の風物詩の焼き栗やも登場し、一気に秋めいてきました。

それでも、秋雨はまだ降り始めていないので、日中の太陽が出ている間はまあまあ過ごしやすいです。


ここのところ色々とと忙しく、このサイトの更新が不定期になっているのを心苦しく思っています。

なかなか外にものを見に行ったりする時間が持てないので、苦肉の策ですが、しばらくは雑誌などから収集した情報をメインに提供していってみようと思います。

もちろん、展示会などに見に行く機会があれば、それもきちんとレポートするつもりですのでよろしくお願いします。

さて、今回はELLE DECO イタリアの2011年10月号より。

01
前回のチェルサイエの回でも登場したRaw-Edge Studioの色・形の違うベンチをかみ合わせて作ったベンチ。


(http://www.designboom.com/weblog/cat/8/view/14112/raw-edges-plaid-bench-for-dilmos.html)


02
Chicako Ibarakiさんのモンドリアンチックなブックシェルフ。


(http://medesignmag.com/products/2520/weave-bookshelf-by-chicako-ibaraki)



03
ミラノのデザイン・アーティストユニットのCarnovskyの壁紙。
青・黄・赤の違う色でそれぞれ違ったデザインが描かれていて、当てる光の補色の色のデザインが浮き上がるようになっています。
デザイン画は通販でも買えるようです。


(http://www.jaguarshoes.com/?p=8917)


04
ギリシャ人デザイナー、Michael Annastasiadesの照明 (もしくはインスタレーション)。

05
フランス人建築家ジャン・ヌーヴェル設計によるミラノのショップExcelsior
今度ミラノに行くときには潜入してみようと思います。

06
浮き輪やバルーンのように伸縮可能なプラスチック製の空間。
Plastique fantstique

巨大な浮き輪の建築物(?)は、これに乗って川くだりの旅をするというコンセプトで作られたそう。





(author : plastique fantastique@flickr)

07
イギリスのファブリックメーカー、Harlequin
クッションからカーテン、壁紙まで色々とあり見ているだけで楽しくなります。

08
イタリアの室内用の隠しドアのメーカー、L'INVISIBILE
サイトの施工例のギャラリーが面白いです。

 

064 スツール/ズガベッロ

 先週は晴天で気温もそこそこの穏やかな日々が続き、ミモザの花の蕾が膨らんでいるのを見て、もう春も近い、とウキウキしていたのですが、今週に入ってまた厳しい寒さが戻ってきました。

でも、やっとで事務所にも暖房が入ったので、何とかやっていけそうです。

さて、今回は事務所に置くスツールを夢見て、リサーチをしてみました。
イタリア語ではスツールのことをズガベッロ (sgabello) といいます。

まずはイタリアンデザインの巨匠、カスティリオーニ兄弟のものから。


メッツァードロ (Mezzadro) / Achile, Pier Giacomo Castiglioni / Zanotta (1957)
農業用のトラクターのシートを再利用したもの。



セッラ (Sella) / Achile, Pier Giacomo Castiglioni / Zanotta (1957)
自転車のサドルを利用したもの。
昔の壁に固定されていた電話を利用するときのための椅子としてデザインされたもので、座面が71センチと高くなっています。



同じくザノッタから出ているマックス・ビルのスツール。


ズガビッロ (Sgabillo) / Max Bill / Zanotta (1950)

バウハウスで学びウルム造形大学の初期学長となったマックス・ビルが学生のためにデザインしたスツール、と一般的にされていますが、どうやら1950年にイタリアの家具メーカー、ザノッタ (Zanotta) のためにデザインしたのものが元になっているようです。

大学のためにウルマー・ホッカー (ulmer hocker) の名で1954年デザインとなってるいるものは、現在ヴィトラ・デザイン・ミュージアムから復刻されています。
ザノッタのものと比べると安い分、廉価版という感じがしないでもないですが(下の画像を参照)、よく言えば北欧らしく、そう悪くないと思います。


違う高さで座れるよう、横置きにしても使えるようになっています。



同じくザノッタから出ている、ブルーノ・ムナーリのスツールと椅子の中間のようなものは、見た目が衝撃的です。


5000 singer / Bruno Munari / Zanotta (1945)
『最短の訪問の為の椅子』と説明されています。


Stool 60 / Alva Aalto / Artek (1933)
フィンランドの建築家、アルヴァ・アアルトのデザインしたスツール。
4本足のStool E60と、その子供用のstool NE60があり、個人的には子供用のもの(下の画像参照)のプロポーションが好きです。












日本が誇るデザイナー、柳宋理のバタフライスツール。
天童木工より販売されています。
形は好きですが、このスツールは存在感がありすぎて、究極的にミニマルな空間に置く、とかでないとちょっと難しいかもしれません。





木素材のスツール、と限定するならば、無印良品のものも悪くないと思います。


オーク無垢材ベンチ
『中国で古くから使われてきた伝統的な形状のベンチで、コンパクトなサイズと汎用性の高さが特徴です。』 とのことです。サイズは2種類。


ヨーロッパの無印良品では、オーク材のシンプルなスツールが販売されています。




15世紀のデンマークで靴職人の椅子として普及した、シューメーカー・スツール。
Wernerというところが出しているそうですが、道具として使われていく中で完成したものなので、特定のデザイナーは居ないようです。
おしりにフィットするような形に座面が作られていているそうで、たしかに見てるだけで座ってみたくなるような・・・。


PK91 / Poul Kiaerholmlm / Fritz Hansen (1961)
デンマークのデザイナー、ポール・ケアホルムの折りたたみ式スツール。
画像はリプロダクトのものだけど、オリジナルのFritz Hansenが出しているものは、2738ユーロ (30万ちょっと)。高いけどかっこいいなー・・・。


同じくFritz Hansenからアルネ・ヤコブセンのドットスツール。




DOT
/ Arne Jacobsen / Fritz Hansen (1970)
何の変哲のないデザインに見えますが発表当時は、画期的だったのかも・・・?



もっと遊び心を表現したかったら、フィリップ・スタルク (Philippe Starck) のLa Bohèmeもいいかもしれません。


白い空間には映えると思います。

もしくは、Gnomiで、ピクニック気分。



それとも、いっそPonyはどうでしょうか。

Pony / Eero Aarnio / ADELTA (1973)
もう何年も前のカーサ・ブルータスでも紹介されてましたが、これを会議室用の椅子として使っている会社があるとか何とか。



探せばまだまだ出てきそうですが、今回はこの辺でやめておきます。

なんだかんだ言って、本当に買うとなったら無難なアルヴァ・アールトあたりに落ち着くような気がします。


みなさんも、何かお勧めのスツールがあったらぜひ教えてください。























053 紙のデザイン

紙の素材で作られたプロダクトのリサーチをしてみました。


リキスツールの名で知られる、渡辺力のダンボール製のスツール。

http://metrocs.jp/products/detail/240.html


同じデザイナーのダンボール製の子供用椅子と机。

http://metrocs.jp/products/detail/218.html


vitraから出ているフランク・ゲーリー (Frank Ghery)のダンボール製の椅子。


http://www.vitra.com/en-it/home/products/wiggle-side-chair/overview/

同じシリーズのスツール。

http://www.vitra.com/en-it/home/products/wiggle-stool/overview/



建築事務所みかんぐみ、の紙管を利用した椅子。
『二種類の紙管のピースの編み方で形と大きさは無限にひろがります』と説明されていて、どういう仕組みになっているのか気になります。

http://www.mikan.co.jp/cgi-bin/mos/


他にダンボールを扱った家具では、ミラノのデザイン事務所A4designのものも。
天板がカラフルに色づけされていて、イタリアらしいデザイン・・・かな。



2001年にドリアデ (Driade) から発表された吉岡徳仁の紙製の椅子、Honey-pop。
ニューヨーク近代美術館Momaのコレクション入りを果たしていて、現在は販売されていません。

http://www.moma.org/collection/browse_results.php?criteria=O%3AAD%3AE%3A24697&page_number=1&template_id=1&sort_order=1


これと同じような蛇腹状に開くものもので、molodesignのパーティションやベンチがありますが、よく調べてみたら素材は紙のものとポリエチレン不織布のもの2種類があるようです。


紙のパーティションと言えば、Baleriから出ているコンパッソ ドーロ (Compasso d'oro = 金のコンパス賞) を受賞したCARTOONも。

http://www.hhstyle.com/cgi-bin/omc?port=33311&req=PRODUCT&code=086050100


habitatから販売されているApertureという名前のランプシェード。
デザイナーはClaire Norcross
折り紙のクス玉と同じ要領で作られていて、個々のユニットを開閉することによって光量が調節できるようになっています。



047 デスクランプの回で紹介したskitschの照明もそう言えば紙製でした。



かみの工作所」は印刷紙器会社の福永紙工株式会社が立ち上げたブランドで、興味深いさまざまな紙の作品をつくり出しています。

トラフ建築設計事務所デザインによる『空気の器』のスパイラルガーデンでの展示は映像で見てもとても印象的です。


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