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090 トロンプ・ルイユ 6

ここ数日のフィレンツェは最高気温こそ20度超えるものの、明け方の冷え込みは6度とかなので、もう冬といっても過言じゃないです。

明け方、日が昇るのも随分遅くなったので、早く夏時間が終了してくれないかな、と思い始めています。

今年の秋は未だに雨がほとんど降らないため、キノコ狩りに行きたくでしょうがない友人はひどく悔しがっていました。



さて、最近自転車のサドルを盗まれて徒歩での移動を余儀なくされているのですが、
怪我の功名というか、そのお陰で、もう見尽くしたと思っていたトロンプ・ルイユを新たに発見することができたので、紹介します。



Via Giovanni pico della mirandola, Firenze


Via Fra' Domenico Buonvicini, Firenze


上の写真を正面から見たところ。


Piazza Fra' Girolamo Savonarola, Firenze


Via Marsilio Ficino, Firenze

最近はiPhoneで写真撮影しているので、後からどこで撮った写真かがGPS情報でわかるのですが、たまにずれていたりして、GoogleMapsで探すことになることがあります。

この扉もそうだったのですが、GoogleMaps上では何も塗装されていない木製のドアだったので、見つけるのに時間がかかりました・・・。


Viale Giacomo Matteotti, Firenze


Via Vittorio Alfieri, Firenze

これは、結構いいレベルいってると思います。
番地がなかったら気づかなかったかもしれません。


Via Vittorio Alfieri, Firenze


Via dell'Anguillara, Firenze


Via Luigi Carlo Farini, Firenze

事務所の脇の通りにあるのですが、今日の今日まで気づきませんでした。


Via Vittorio Alfieri, Firenze

これも、すごい。
一見ものすごく細いドアがあるようにしか見ませんが、実際は柱部分も扉のはず。

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081 トロンプ・ルイユ 5

夏至も過ぎ、ここフィレンツェではいよいよ夏本番。

海沿いの町に行くと海風もあってそうでもないのですが、川の流れる盆地であるフィレンツェは湿度もそこそこあり、過ごし安いとは言いがたい日々が続いています。


さて、『トロンプ・ルイユ 2』の回で紹介した中の扉のひとつが開いている状態の時に偶然通りかかって撮影してみたので紹介します。



前面道路駐車禁止の標識があったので、ガレージでもあるのかと思い込んでいましたが、意外なことに扉の開き幅分のスペースの後ろにはまた壁。


その扉の後ろの狭いスペースには床がなく、カンティーナと呼ばれる地下室への穴が開いていました。
しかし、直接降りれるように階段が設けられている訳ではなく、上部に設置されているクレーンのようなもので地下室からの物の出し入れ等ができるようになっているみたいです。




ついでにまたちょっと溜まっていたトロンプ・ルイユの画像を紹介します。


Via Nazario Sauro, Viareggio
改築中の新しい建物で、ガスのボイラーが奇麗に隠されていました。



Via Niccolò Machiavelli, Viareggio



Via Leonardo da Vinci, Viareggio



Via Giovanni Pascoli, Viareggio



Via Panzani, Firenze
装飾の柱部分が扉に。



Via de Conti, Firenze



Via San Gallo, Firenze



以下の3つは、ルッカの街のPalazzo Realeでの展示の時に見つけた隠し扉のようなもの。









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076 トロンプ・ルイユ 4

こんにちは。

ここイタリアはすっかり夏。
海沿いでは既に海水浴(というより日焼け)に繰り出すイタリア人で賑わっているようです。

先週は普段あまり行く機会のない地区へ行く仕事で機会があったのですが、その際沢山のトランプ・ルイユを目撃したので、それを紹介しようと思います。







Via Montebello
こういう窓の下に隠し扉的なもの、のパターンが多いのは、多くの建物が半地下にカンティーナ(Cantina) と呼ばれる倉庫を持っており、地階(日本で言う1階)は路面レベルより高くなっているからだと思います。


Via Montebello



Via Pietro Toselli



Via Pietro Toselli
ここまで色が違うと、何のために擬態させているんだろうと思ってしまいますが・・・。
しかも取っ手もなし。


Via della Scala
小さい穴がたくさん開いているので、中にはガスの元栓とかカウンターがあるはず。


Via della Scala



部分詳細。



Via il Prato
ユートピア(理想郷)・・・。



Via Solferino



Via Amerigo Vespucci



Via Tiratoio



Borgo San Frediano



部分詳細。





Borgo San Frediano


今後、こういう街角写真を収集系の記事はカテゴリーを『建築要素』から『考現学』に変更しようかと思います。

考現学とは考古学に対抗して(?)作られた造語で、簡単に言ってしまえば、現代の事象を調査・収集して現代の研究をしようという学問です。




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066 トロンプ・ルイユ 3

ここ数日、日本への一時帰国に向けて、スケジュール調整の為とても忙しい日々を送っています。

先週は数日間自宅に帰れないということも・・・。

そういう訳で、申し訳ないのですが今回は写真のみ、また溜まってきたトロンプ・ルイユを紹介します。



Via Eugenio Barsanti, Pietrasanta


Viareggio


Borgo Pinti, Firenze


Piazza d'Azeglio, Firenze


Via dell'Oriuolo, Firenze


Viareggio


Via Laura, Firenze


Corso Italia, Firenze


Via delle Terme, Firenze


Viareggio


???, Firenze


Piazza d'Azeglio, Firenze






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052 ペルシアーネ

ここ数日猫の手を借りたいほど忙しく、更新が遅れてしまいました。

その忙しさの原因の、あるプロジェクトの為の雨戸をリサーチしてみたので、今回はそれについて書きます。

イタリアでは雨戸のことをペルシアーネ (persiane) と呼び、下の写真のような2枚戸の両開きのものが一般的です。


このペルシアーネの色は圧倒的に緑が多いのですが、特にこれといった理由はなく、目に優しいとか、緑に乏しい街の中心部に潤いを与えるとか、そんな感じのようです。


このペルシアーネ、一見どれも同じように見えますが、実は結構バリエーションがあります。


一部分だけ、羽根の角度が変えられるもの。



同上。


同上。



下部分だけ外に向かって折れ上がるもの。



壁の中に引きこまれるタイプ。



同上。このタイプは開口部の周りの装飾が多い場合に使われるケースが多いかもしれません。
開いていても閉まっていても、ファサードのイメージが変わらないので建築家としては使いやすいです。



これはペルシアーネではなく、タッパレッレ (tapparelle) 。


タッパレッレの折れ曲がるバージョン。


僕の住んでいるアパートの裏庭に面する窓は、外側ではなく内側についています。




数年前に訪れたカッラーラの近くのフォスディノヴォ (Fosdinovo) での一枚。
光を通す為の穴とスリットがデザインされています。




ヴェネツィア特有のその名もヴェネツィアーナと呼ばれる蛇腹式に折れるものもあります。




蛇足ですが・・・。


壁に描かれたものもありました。




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041 インフェッリアーテ

ここしばらく35度を越す猛暑の日が続いていたのですが、土曜の夜から日曜にかけて吹いた風が湿気を吹き飛ばし、なんだかすっかり秋のような空気が漂っています。

気温はまだそこそこあがって30度を越しますが、湿気がないだけものすごく快適です。


イタリアでは夏の暑い日には、ペルシアーネ (persiane) と呼ばれる緑色のよろい戸(外開き)を閉めて窓(内開き)だけ開けて通風を確保、外気温が高い時は窓も閉めて暑さをしのぎます。

今週は海辺の町ヴィアレッジョで過ごしているのですが、ここでは比較的新しい建物が多く、ペルシアーネではなく、下の写真のようなタッパレッレ (tapparelle) と呼ばれるシャッターの率が高いです。



このタッパレッレ、日本のシャッターと違って水平の部材同士の間に隙間があり、閉め方によって採光と通風を調節できる優れものです。

この街では、1階の窓が直接通路に面してる家が多く、昔の古き良きイタリア時代の名残なのか、ヴァカンス用の家が多いためか、前を通ると家の中が丸見えの無防備な家を比較的多く見かけます。

それでは、防犯上気になるという家はどうしているのかというと、インフェッリアーテ (inferriate) と呼ばれる金属製の柵を取り付けています。

前置きが長くなりましたが、今回はここヴィアレッジョの街で変化に富んだインフェッリアーテの写真を収集してみました。






ここはガードが高いです。
カーテン+インフェッリアーテ+ザンザリエレ (zanzariere) と呼ばれる網戸+ペルシアーネ。




下半分が外にカーブを描いてせりだしているタイプで、植物の鉢などが置かれることが多い。



こうして見ると、インフェッリアーテは、タッパレッレと同色にするのが基本のようです。



これは、独創的。職人に頼んで作ってもらったのかも?







このフィレンツェの街の紋章でもあるユリの花のモチーフは頻繁に使われています。



こういうシンプルなものも、すっきりしていて悪くありません。



建物全体がスペイン風。















タッパレッレ+ザンザニエレ



イタリアの窓辺の花と言えば、ジェラーニオ (geranio = ゼラニウム)。
蚊よけになるそうですが、日本のものほど匂いがきつくない気がします。



インフェッリアーテではないですが・・・。
開けていても外から家の中が見えないように、ペルシアーネが分割されています。
窓の内側にさらに木製の扉があるようですね。



玄関でもないのに、通路に面した掃き出し窓をよく見かけます。
昔は、この窓を開けっぱなし&椅子を家の外に出して寛いでいたのかもしれません。



この写真を撮って周ったのは1ヶ月ほど前のことで、あちこちでジャスミンの花が咲き乱れていました。

今は、夾竹桃の花が満開です。





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033 オレンジ色の屋根の下

先週末のフィレンツェでは、ジェラート・フェスティバルというものが街の主要な5つの広場で開催されていました。

その名の通り多くのジェラートの出店が出店されていたのですが、夏日のとてもよい天気の日だったので、みんな海に行ってそんなに混んでいないだろうと踏んでいた(イタリアの海開きは5月1日です)のですが、考えが甘かったです。

イタリア人の甘いものに対する情熱には目を見張るものがあります。
会社のお昼休みにスーツ姿で同僚と一緒にジェラート、とか普通の国ですから。

そんな訳で、あまりの混み具合にジェラートは諦め、ずいぶん前から撮ろうと思っていた、フィレンツェの建物の軒下の写真を撮り集めてみました。

フィレンツェの街は、上から眺めるとテラコッタの瓦の色で統一されていますが、その屋根を下から見ると、他のイタリアの街と比べると変化に富んでいるように思われます。


このように、比較的新しい建物だと(必ずしもそうだとは限りませんが)軒下はのぺっとしていますが・・・、そこそこ歴史的なものだと垂木が見えていて、その間に装飾があったりします。
ちょっと写真が多いのでコメントなしで列挙します。




































こういう狭い路地はフィレンツェの街の特徴的なものではないかと。


軒下の装飾はなしですが、剣先のような不思議な形をしています。


ずっと上を向いて歩いていたら、飛行機雲が現れました。



ついでに、

小さいフィレンツェといった感じのアレッツォでの写真。



海沿いの町、ヴィアレッジョ。
建築された時の流行のせいか、場所柄か、ヨットの甲板を彷彿させるような軒天をたまにみかけます。







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026 スポルト 2

夏時間に突入して、このまま一気に初夏に突入かと思われたのですが、ちょっぴり寒さが戻って来ました。

4月も十日過ぎて事務所の引っ越しがようやく一段落したと思ったら、ちょっとゴタゴタがあり、ただ今事務所は電気なしとなっております。

今まで滞りなく引っ越し作業が進んで来たけれど、ここはイタリア、さすがに全てがすんなりとはいきません。

当然、電気がないとパソコンもプリンターもインターネットも使えないので仕事になりません。ここ数日締め切りのある仕事がなくて本当によかったです。

という訳で、今回は自宅から更新しています。

以前紹介したスポルトの新しい写真がある程度たまったので第2弾。




Via del Canneto
細いT字路の突き当たり。
壁同士の支えになっている構造体と一体化して複雑な形になっている。

横から見たところ



Via del Canneto
おそらくトイレ。
これ位の高さだと、わざわざ浮かしている意味がないような・・・。



Via del Giglio - Via dell'Amorino
アーチの連続がとても奇麗。



Piazza De' Cerchi

上の写真の左側。
増築したのか、柱状のものが二つくっついて残念なことに。



Vicolo De' Cerchi
飛び出した部分が台形になっているのは、後で少しでも面積を稼ごうとした結果?


下から。



Via De' Cerchi
この辺はフィレンツェの歴史的地区の中でも一番古い地帯です。

下から。




Piazza Sant'Elisabetta
6、7世紀に建造されたパリャッツァの塔 (Torre della Pagliazza) のある広場。

裏から見たところ。
隣の建物とつながっています。



Via della Canonica
ドゥオーモの正面から向かって右側。
見た目は奇麗ですが、木の構造体が何だか頼りない・・・。

横から。




4月14日(水)から、ミラノの国際家具見本市が始まります。

僕も金曜日から3日間ミラノ入りする予定で、来週にはそのレポートをお届けできると思うので、お楽しみに。





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024 トロンプ・ルイユ 2

ちょうど 一ヶ月前に紹介したトロンプ・ルイユですが、あの記事を書いた以降、注意して街を歩くようになり、意外とすぐに沢山みつかったのでまたのっけます。


Piazza dell'unita' italiana

ホテルの車庫。窓付き。


Via Salvestrina

めずらしく鉄製。


Via Pier Antonio Micheli

上の一部分だけ、の意味はあるのでしょうか・・・。



Borgo degli Albizi

フィレンツェでは、青で書かれた番地の他に、全ての開口部に赤で番号が振られています。
この扉はその赤の番号が無かったら、多分気づかなかったと思います。


Via Sant'Anna


Via Sant'Anna

ご丁寧にチラシが差し込まれています。


Via Sant'Anna


Via dellee mantellate


Via delle mantellate


Via Santa Reparata

これも駐車禁止の標識がなかったら気づかなそうです。


Borgo Pinti





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023 隙間

ヨーロッパの町並みの特徴のひとつに、いくつものファサードがまとまって1つの面をブロックごとに形成しているという点があげられると思います。

しかし、よく見てみるとその建物同士の繋がり方は様々で、隙間があったり、その隙間に興味深い空間が誕生していたりします。

今回は、フィレンツェの町でその隙間を探してみました。



Via Gustavo Modena

どちらも年代が新しい、装飾の少ない建物同士なので、ほとんど隙間は目立ちません。
敢えて濃い色を塗ってあるのは何故なんでしょう・・・。


Via Gino Capponi

これくらいだと、ほとんど気づきませんね。


Via Venezia

大抵、このスペースに雨樋などがあるので、壁内には排水・給水の管が通っているのだと思います。

そう言えば、パリでは、この建物をわける壁は屋根の上まで飛び出ていていて、そこから暖房用の煙突が飛び出ていました。 ↓↓↓






Via Gustavo Modena

隣に何もないけれど、建物が隣接しても大丈夫なように作られている。


Viale Giacomo Matteotti

グロンダ(一番上の水平に飛び出ている庇状の装飾)が大きいほど、隙間が大きくなる傾向が。


Piazza dell'Indipendenza

おそらく空調設備などが置かれているのではないかと思われます。


Via San Gallo

・・・トイレかな?


Viale Giacomo Matteotti

ここは、台所か何かがあるのかも?
壁の後ろがどうなっているのか気になります。


Via De Conti

一番上に窓があるけれど、ここもトイレかな?


Via Camillo Cavour

おそらく通路、もしくは階段室。

Via Alfonso la Marmora

一階部分だけ繋げてあって、裏は車庫。


これも、また見つけ次第追加して行こうと思います。




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